2013-01-01から1年間の記事一覧

Ⅱ言説の規則性 Ⅲ対象の形成(pp.80~98)担当:Sk

Ⅱ 言説の規則性 Ⅲ 対象の形成 (pp.80~98) 言説の対象としての存在の体制の条件 a, 諸対象の出現と最初の表面の標定 b, 境界確定の審級の記述 →ex)「狂気」における医学、司法、宗教、文学批評 etc c, 種別化の格子 →ex)「狂気」を言説の対象として切り…

II 言説の規則性 II 言説形成(pp. 63-79) 担当:By

II 言説形成 諸言表のさまざまな関係と、それらが提示される際にさまざまな形態によってとる統一性を記述することについて。記述の慣習的な仕方は根本的に問い直されなければならない(II - I節)。 言表が結びつき統一体を形成する仕組みを記述するための4…

II 言説の規則性 I言説の統一(pp. 43-62) 担当:Kk

II 言説の規則性 I言説の統一性 p.43-62 ●歴史的分析に対する理論面での問題提起。 ①分散した出来事を連続的なものとして自明視させるような観念からの解放がまずは必要。まずは出来事を分散したものとして扱う 例)伝統、影響、発達、進化、心性、精神…単に…

I 序論2⃣(pp. 24〜40) 担当:Tn

◎歴史学が、考古学(=モニュメントの内部的記述)を目標としていることによる帰結の三番目 →「包括的歴史のテーマ、およびその可能性が消え去り始め、それとは大きく異なるものとして、一般的歴史と呼びうるものの輪郭が姿を現すということ。」 ○ここで言う…

I 序論1⃣ (pp. 11~23)  担当:Sk

「認識論的な行為および閾」 ・想像力との共犯が消え、認識の成熟が消滅する →新たなタイプの合理化とそれによる多種多様な効果の標定へ 「諸概念の転位および変換」 ・一つの概念の歴史の種類 ① その概念の段階的洗練、連続的に増大する合理性、その抽象化…

はじめに:『知の考古学』の読書会

このブログは都内の大学生の勉強会の記録を垂れ流しにするものであります。 この夏は、ミシェル・フーコーの『知の考古学』(慎改康之訳、河出書房新社、2012年)の読書会をしており、その記録が中心となります。 現在の勉強会のスタイルは、毎回15ページず…